モントリオール詳細

 

モントリオール市は、カナダではオンタリオ州のトロントに次ぎ人口・経済規模で第二の都市である。ケベック州では最大の都市である。2015年、アメリカのシンクタンクが公表した商売・人材・文化・政治などを対象とした総合的な世界都市ランキングにおいて、世界第24位の都市と紹介された。
住民の大半がフランス系カナダ人を中心にしたヨーロッパ系だが、市内の人口の31.7%は非白人と世界各地からの移民も多い多民族都市である。
周辺地域を含むモントリオール大都市圏の人口は約380万人であり、これは北米で15番目、世界でも第77位の規模。面積は約4千km2。モントリオール大都市圏の住民の7割弱が第一言語をフランス語とし、フランス語圏ではパリとキンシャサに次ぐ規模である。
フランス文化の薫り高い異国的な雰囲気、美食の町、石造りの住宅街、街中にある数大きな割合いでの教会、石畳のヨーロッパ調の旧市街の街並みなどから観光客向けに「北米のパリ」と告知される。どちらか片方では、都市圏の住民の1割強の第一言語は英語であり、19世紀の終わりから20世紀の始めにかけて英国系移民によって街が発展してきたことからヴィクトリア朝の建物が目立つなど英国文化も色濃く残り、北米文化と混合している側面も持つ。