タスマニア詳細
オーストラリア大陸南東部から240kmの南方海上(オーストラリアの認識では南極海)に浮かぶタスマニア島は、近ごろバス海峡によって隔てられている。それであるのに、この海峡は1万年から2万年前の最終氷期には繋がっていた。最近のタスマニア島の面積は、北海道より少しの間小さめ(約8割)である。起伏の多い地形で、オーストラリア日本国内においては山の多い地域に当たるものの、ここの所こうした付近で火山日常生活は見られない。ちなみに、タスマニア島で何をおいても標高の高い地点はオッサ山の山頂(標高1617m)である。そして、気候の節にもある流れ、比較的降水の数多い地域であるため、島の中央部の高地から海岸へ向けて何本もの河川が流れており、これを利用して水力発電を行うことによって島内の電力需要を賄っている。これら島には、原生林などの自然がたまに残っていたが、近頃はその破壊が目立つようになってきた。